海洋散骨とは? TOP IMAGE(クルーザー横から 画像)

海洋散骨とは、近年徐々に人気の高まっている埋葬方法の一つです。
一昔前は火葬した後、お墓に納骨するというのが一般的な流れでしたが、少子高齢化の流れや、そもそもお墓を持たないという選択肢も増えてきました。
その中で、故人が好きだった海や、亡くなった後は自然の中に戻りたいという想いを持つ方の希望を叶えるための方法として海洋散骨があります。 


意外と知られていない海洋散骨の豆知識 

1. 海洋散骨の歴史 

海洋散骨とは? IMAGE02(宮古島の沖合 画像)

散骨自体の歴史は古く、日本では淳和天皇、一条天皇などが散骨を希望し、実際に散骨されたという記述や歌が残っているほどです。日本以外では欧州でも一般的な埋葬方法として散骨は行われています。
しかし近代に入り、お墓に関する法律が制定された後は、遺骨はお墓に入れるものだと一般的に考えられてきました。
ただ、最近は時代の流れとともに、埋葬方法やお墓に関しての意識や環境が変化したこともあり、山や海へ散骨を行う「自然葬」が増え、その中の一つとして海洋散骨が広まってきました。 

2. 海洋散骨が選ばれる背景 

海洋散骨とは? IMAGE03(宮古島の海の夕暮れ 画像)

海洋散骨が選ばれる理由は、やはり故人様と海の関係がとても深く関わっていることがあげられます。
例えば、生前好きな海でよくサーフィンをしていた、あるいはその海で大切な思い出があるといったことです。
加えて時代的な背景として、お骨を入れるお墓を持っていない、持っているが家族の負担を考慮して自分の代で墓を手放すといった選択肢の中で、散骨という埋葬方法を選ぶのも背景としてあります。

3. 海洋散骨と法律の関係 

海洋散骨とは? IMAGE04(海洋散骨と法律の関係 画像)

海洋散骨に限らず、遺灰を撒く行為に当たる散骨は、現時点で違法にはなりません。
しかし、一般的な埋葬方法と異なり、気をつけなければいけない点がいくつかあります。海洋散骨で言えば、希望する海の近くで仮に海産物の養殖を行っていた場合、海産物に影響を与える影響も考慮しなければなりません。
また、その海の近くに住んでいる方の同意も得ておく必要もあります。
もちろん法的に決まっていることではありませんが、マナーとして行ったほうがいいでしょう。



時代的な背景もあり、海洋散骨に興味のある方は増えてきました。しかし、注意点もいくつかあるのも事実ですので、一度専門家へご相談することをお勧めします。 

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