こんにちは、Darwinなかむらです。

私が3年前に初めて海洋散骨協会のセミナーに参加した際、
まず最初に習ったことが「グリーフ」についてでした。
初めて聞く言葉でした。
グリーフとは、「死別体験をした時に湧き上がってくる様々な感情や思いを
外に出せずに閉じ込めている状態」のこと。
英語で「Grief」翻訳するなら「悲嘆」に値します。

死別というのは、故人を失うだけでなく多くのものを失います。
湧き上がってくる様々な感情や考えは常識や習慣、私たち自身が持つ先入観や誤解によって抑えつけられ心の中に閉じ込められたままになってしまいがちです。

心の中にためこんでいた感情や考えを表に出すことが出来るようになると
気持ちが整理されてだんだんと落ち着いてきます。
しかし、死別という深い悲しみは、ちょっと話を聞いてもらっても
また1人になると再び喪失感に苛まれます。殻に閉じこもってしまいます。

ブランコのように、自分の感情を外に向かって出すこと、
また元に戻ってしまうこと。
これを繰り返すことによってだんだんと心の整理が付いてくることが
グリーフの状態から感情を外に出せるようになるまでのプロセスだと
学びました。

散骨で出会う方々は皆笑顔ですが、グリーフを経験し
悲しみと折り合いをつけた方なんだと今になって
理解することができました。

次回は「悲しみと折り合いをつけるために必要なこと」を書いてみたいと思います!


宮古島のきれいな海に還る、小さなことでもご質問は
メール下さい。
宮古島散骨ダーウィン info@darwin-sankotsu.com